蒼穹楼

クレ海至上主義の管理人がおくる、妄想小説連載ブログ。

ゆめものがたり 14. 夢幻

10万ヒット企画

その名を口にするのは、ほんとうにそれだけの時間が流れたとするならば、三年ぶりのことだった。

本文は「続きを読む」からどうぞ。





 毎日同じ時間にやってきて木の実をあげていると、そのうちに、カナリヤたちの方が先に来て待っているようになった。彼らはいつも、この広い中庭の中央にある噴水で水浴びをしていた。どんなに水浴びに熱中しているように見えても、ウミが近づいていくと、彼らは一様に嬉しそうな鳴き声を上げながらさっと近寄ってくる。抜き足差し足になっても徒(むだ)だった。降参だと笑いながら、ウミは鳥たちとの戯れを楽しんだ。

 朝食を終えたこの時間、カナリヤに囲まれるのが日課になった。何でもいいから毎日続けられるものをやった方がいいというフウのアドバイスに従って、何気なく始めたことだった。最初はほんの数か月でやめるつもりだった。それがどういうわけか、ある程度の時間が経過した今も続いている。この戯れがあるからこそ規則正しい生活を送ることができていると言っても、過言ではなかった。カナリヤたちが待っていると思えば、足は外へ向いた。一歩外へ出れば、あとは自然と時間が流れていった。

 餌やりが終われば、特に公務がない日は昼まで自由時間だった。鳥たちに木の実をあげるようになってから、その時間を読書に充てることもまた、習慣となった。噴水の傍にあるベンチがウミの定位置だ。この時間、そのベンチだけがちょうど影に入るので、読書をするにはうってつけの場所だった。足元に日が当たってくるのが終了の合図を兼ねていて、実にわかりやすい。穴場なのか、たまに遠くで遊んでいる子どもたちのボールが転がってくる以外はほとんど人は通りかからないので、ウミはこの場所が気に入っていた。

 いつもどおり本を読んでいると、ふと足に何かがぶつかった。顔を上げると、ボールがあった。ウミの足にぶつかったことで勢いが削がれ、ふらふらしていた。
 噂をすれば影が差す、ね。ウミはくすりと笑うと本を脇に置き、代わりに足元のボールを手にした。転がってきたであろう方へ目を向けると、幼い男の子がこちらへ向かって駆けてくるところだった。
「ごめんなさい!」とその子は言った。ウミは微笑んで立ち上がり、男の子の方へ向かって数歩歩いた。男の子は、ウミの目の前までやってくるころにはすっかり息を切らしていた。ウミはその場でしゃがみ、ボールを差し出した。
「どうぞ」
「ありがとう、王女様」
「どういたしまして」
 ばいばい、と言って、男の子はボールを手に去っていった。立ち上がり、ウミはその子を後姿が見えなくなるまで見送った。平和で穏やかな時間が今日も流れている。喜ぶべきことだった。ここ数か月で、ようやくそれなりに微笑むことができるようになってきていた。

「もうすっかり王女様ですわね」
 不意に声がして、ウミは振り返った。すると、ちょうどウミが今しがたまで座っていたベンチの傍にフウが立っていた。ウミは肩を竦め、彼女のところへ向かった。
「何言ってるのよ。私は最初から王女よ」
「そうでしたわね」とフウは言った。「失礼いたしました」
 顔を見合わせて、二人は同時に吹き出した。
 彼女に会うのはずいぶんと久しぶりな気がした。そうは言ってもせいぜい三日程度しか空いていないのだけれど、以前は毎日、朝から晩まで顔を突き合わせていたのだから、三日というのはとても長く感じた。

 二人は並んでベンチに腰を下ろした。ウミの読んでいた本を、フウが手に取った。
「『真夏の夜の夢』」
 フウは表紙に印字されたタイトルを読んだ。
「私の好きなお話のひとつですわ」と言って、彼女は微笑んだ。
「私も気に入ってるわよ」とウミは言った。「でも、まだ最後まで読んでないの。結末を言ってはだめよ」
「わかりました」とフウは声に出して笑った。
 やっぱり、フウとこうしている時間が一番落ち着く。ウミはその事実をかみしめていた。優秀な侍女であったフウを手放したのは惜しかったと、未だに思う。それでも、自分のもとで侍女として一生を送るよりも、フウにはフウ自身の幸せを手にしてほしかった。だから、悔いはない。
「それで?」とウミは声のトーンを変えた。「フェリオ王子とは、うまくいってるの?」
 フウがさっと顔を赤らめ、自らの手元に視線を落とした。
「はい」と、まるで簡単に風に攫われてしまいそうな声で彼女は答えた。「おかげさまで」

 フロイト家のフェリオ王子をお慕いしています。フウにそう打ち明けられたときは、「やはりそうか」という思いと「まさか」という思いとが交錯して、複雑だった。フロイト家の人間に恋をしているのだろうとは予感していたけれど、まさかその相手が王子だとは思いもしなかった。しかも、王子の方もフウのことを真剣に想っているのだと知って、驚きは何倍増しにもなった。
 二人が出逢ったのは、いつもウミが逃げ込んでいた森の中だったという。ある日、フウが一人先に城へと戻る間に偶然すれ違ったのがきっかけらしい。それからは、ウミが森の中へ逃げ込むたびにこっそりと逢瀬を重ねていたというから、フウもなかなかの策略家だ。道理で、ここ一、二年ほどはよく森の中までフウがついてこられるようになったと思っていた。その裏にまさかこんなからくりがあったとは、驚きを通り越して笑顔が零れた。
 それじゃあ私が恋のキューピッドね、というウミの鶴の一声で、二人はあっさりと交際を開始した。もうどれくらい経つだろう。順調ならば、そろそろ結婚の話が出てもおかしくないころだ。

「もうプロポーズはされたの?」とウミは訊いた。
「いっ、いいえ!」とフウが激しく首を振った。「めっそうもございません、そんな、王女様を差し置いて結婚など」
 ウミはきょとんと瞬きをした。それから思い切りフウの肩を叩いた。
「やだ、フウったら」とウミは笑った。「そんなこと気にしてたの? 私のことはいいからって、いつも言ってるじゃない」
「そういうわけにはまいりませんわ」
「そんなこと言ってると、あなた、一生結婚できないわよ? 何しろ、私に結婚するつもりがまるでないんですもの」
 ウミ自身の話をしているというのに、ウミがそう言うと、なぜかフウの方が傷ついた顔をした。彼女は感情を隠すのがほんとうに下手だ。フェリオと付き合いだしてから、それが余計あからさまになった気がする。

「王女様」
 唇を結んで俯き、それまでとはまったく違う口調でフウは言った。
「『あの日』からもう、三年が経ちましたわ」
 三年。ウミはフウが言った単語を反芻した。そうか、それだけの時間が流れたのか。
「……そうね」
「今でもまだ、導師クレフのことを……?」
 そう言って、フウが顔を上げた。彼女と目が合うと、ウミは反射的に、おもねるような笑みを浮かべていた。最初のころ、相手が誰であっても、彼の話をするときにはそうして取り繕った笑みを浮かべるように努力していた。そのうちに、それがすっかり身についてしまった。習慣というのは怖いものだ。
 ただ、相手がフウだとさすがに心の奥まで見透かされてしまうような気がして、ウミはすぐに彼女から顔を逸らした。
「『まだ』じゃないわ」とウミは言った。「全然、『まだ』じゃない。三年なんて、実感ないもの」
 それは本心だった。「三年」と言われれば確かにそんな気もするけれど、いまいち消化することができていなかった。あの日、セフィーロが存亡の危機に立たされた日から三年が経った。短いのか長いのかわからない時間だった。

「すみません」というフウの声で、ウミはわれに返った。すっかり打ちひしがれた顔をして俯くフウに、ウミは眉尻を下げた。
「そんな顔しないで。私はだいじょうぶだから」と言って、ウミはフウの肩にそっと手を置いた。「クレフは、セフィーロを護ってくれたわ。そのセフィーロを護り続けていくことが、私に与えられた使命なの。今は、心からそう思うことができているから」
 フウが静かに顔を上げた。今にも泣き出しそうでありながら、それでも精いっぱい微笑んでくれた。
「あのお方がおられなければ、私がフェリオとお付き合いするなどということは、あり得ませんでした」
 フウの言葉に、ウミは頷いた。ほんとうにそのとおりだと思った。あのときクレフが彼自身の身をもってしてセフィーロを救ってくれたからこそ、ラメール家とフロイト家は良好な関係を築き始めることができた。クレフの捨て身の行動によって、皆が目を覚ました。身内と言っても過言ではない者同士が争うことほど滑稽なことはないと。今は、ラメール家、フロイト家という枠組みはほとんどなくなった。「セフィーロ城」という大きな一つの城を中心に据えて、二つの王国は、ほんとうの意味での「共同統治」という形を取っていた。
 今のセフィーロは平和だった。誰もが羨むほどに。ただ、今日(こんにち)のこの平和を手に入れるために払った犠牲は、あまりにも大きかった。少なくともウミにとっては。

 ウミは足もとに視線を投げた。思考を振り切るためだった。たとえこの三年に「実感」というものが伴っていないとしても、月日というのは絶えず同じ速度で流れていく。この人は辛そうだから時間の流れを速くしてあげようとか、この人は楽しそうだからもっと進みを遅くしてあげようとかいうことはあり得ない。誰にとっても均等に時間は流れ、ウミももう19歳になった。二十歳になれば、今以上に王女としての公務が増える。皆の期待が集まっていることを自覚していた。仕事に没頭している間は、いろいろなことを忘れていられた。だからウミは、率先して王室の公務に関わろうとしていた。


 不意に自分たちの方へ近づいてくる足音がして、ウミとフウは二人そろって顔を上げた。辺りを見回すと、城の方角に女性の衛兵がいた。彼女はじゅうぶんな距離を空けて立ち止まると、その場で跪いた。
「申し上げます。ザガート王、イーグル王がお呼びでございます」
「わかったわ」とウミは頷いた。「ありがとう」
 衛兵が去り、ウミはフウとともに立ち上がった。フウが先に歩き出したが、ウミはしばらくそこから動くことができなかった。

 中庭からは、セフィーロ全体が一望できる。美しい国だと、心から思った。精霊や精獣、そして人間たちが、助け合い、手を取り合って暮らしている。失われるはずだった自然は、従来以上の彩をたたえてそこにある。錦あやなす森や群青色に輝く海、それらがかつては怒りに打ち震えていたことがあったとは、今となっては想像することもできなかった。
「クレフ」
 そのセフィーロの景色に目を細め、ウミは呟いた。その名を口にするのは、ほんとうにそれだけの時間が流れたとするならば、三年ぶりのことだった。
「あなたが護ってくれたセフィーロは、とても美しい国になったわ」
 できることならこの景色を見せてあげたい。叶わぬ願いを、ウミは心の中だけに押しとどめた。徳高く生きた彼ならきっと、空の向こうの死後の世界から、この景色を見ることができているだろう。そう信じたかった。

「王女様?」
 フウの声がした。ウミは彼女の方へ目を向け、「なんでもない」とかぶりを振った。ベンチに置かれていた本を手に取り、フウのところへ向かう。この本も、結末まで読めそうだ。
「行きましょ」とウミは言った。「あんまりフウを引き留めちゃ、フェリオ王子がかわいそうだわ」
「王女様!」
 顔を赤らめたフウは、ほんとうに可愛らしかった。二人は足早に城へ戻った。

***

 大広間では、見知った顔が勢ぞろいしていた。ラファーガとランティス――この二人は唯一、仲の悪い組み合わせだった――、そしてなぜかプレセアまでいた。彼女は畏れ多くもイーグル王の隣に立ち、しかもどこか挙動不審だった。ウミがあからさまに訝しんだ顔をしてみせると、彼女は慌てて背筋を伸ばし、ごまかすように髪を撫でつけた。イーグル王がくすくすと笑った。変なの、と思いながらも、ウミはフウとともに玉座の方へ向かった。
 玉座には、イーグル王とプレセアのほかに、ウミの両親とフェリオ王子の姿もあった。あれ、とウミは思った。玉座の様子が、いつもと違っていた。
 いつもは人数分の椅子が並んでいるのに、今日は椅子は一脚しか置かれていなかった。それも、高い背もたれにどこか中性的な美しさのある装飾が施された、見るからに優雅そうな椅子だった。ウミには見覚えがなかった。椅子はこちらに背を向けていて、誰が座っているのかはわからない。ただほんの少し、その人が組んでいる足の恰好が覗いていた。皆はその椅子の前で、ずらりと並び立っていた。

「ウミ、フウ」
 父の声で、ウミは椅子から視線を外した。
「どうしたの? みんなそろって」
 ウミはぐるりと見回してきょとんとした。目が合うと、皆一様に満面の笑みを浮かべた。その意味がますますわからず、ウミは眉間に皺を寄せた。
「今日は私とイーグルから、おまえたちに大切な話がある」と父が言った。
「大切な話?」
 聞き返したウミには答えず、父はイーグル王と目配せをした。
「まず僕から」とイーグル王が言った。彼は隣に立っていたプレセアをちらりと見てから、改めてウミたちを見た。そして言った。「彼女と結婚することにしました」

 ウミは硬直した。
 まあ、とフウは反応を示したが、ウミは瞬きを繰り返すことしかできなかった。え、何言ってるの? イーグル王とプレセアが、結婚?
「いやいや」とウミはかぶりを振った。「あり得ないわ」
 そうよ、ありえない。もしかしたら、あそこに立っているのはプレセアじゃないのかもしれない。彼女によく似た、そっくりさんじゃないかしら。そうよ、そうに違いないわ。だってほら、世の中には三人、ドッペルゲンガーがいるって言うじゃない。
「あり得るんですよ」
 ところがイーグル王は、笑いながらさらりとウミの言った言葉を否定した。
「僕は、あなたの教育係だったこの女性と、結婚したいと思っています。ただ、プレセアが、あなたの許可を得てからでなければ結婚の申し出は受けられないというので、こうしてお願いすることにしました。――ウミ王女。僕たちの結婚を、許していただけますか?」
 ウミは信じられないような気持ちで、無言のまま、ただじっと見つめた。イーグル王ではなく、プレセアのことを。
 赤らんだ顔で、プレセアは見たこともないほど女性らしさを醸し出していた。まったくいつの間に王に取り入っていたのかしら。そんなことを考えていたのはウミの中のほんの一部分で、それ以外のところで、ウミはまったく別のことを考えていた。

「そんな……許可なんて」
 戸惑いながら、ウミは口を開いた。
「そんなもの、必要ないわ。王がそうしたいとおっしゃるのなら」
「必要なんです」
 答えたのはプレセアだった。
「王女様。私は、あなたに祝福されないと結婚できません」と彼女は言い切った。「あなたのことを、ずっと妹のように思っていました。私のスパルタにもついてきてくださって、ほんとうに感謝しています。あなたとの日々が、私にとっては宝物でした。だから」
 堰を切ったように話し出したプレセアは、そこで一度言葉を区切った。彼女の頬を、一筋の涙がゆっくりと伝った。
「だから、ほかの誰でもない、あなたに」
 それ以上、プレセアは続けなかった。いや、続けられなかったのだろう。かみしめた唇が震えていた。そのプレセアを映す視界が滲んで初めて、ウミは自分も涙を流しているのだと知った。
「ばかね、あなたって」とウミは言った。「そんな調子だから、私みたいな小娘になめられるのよ」
 フウだけが便宜上、「王女様」とウミを小声で嗜めたけれど、あとは皆笑っていた。ウミも涙を拭い、笑顔を浮かべた。もう泣くまいと心に決めて。
「おめでとう、プレセア」とウミは言った。途端にプレセアが、滝のように涙を流し始めた。思わず苦笑いが零れた。ウミの分まで涙を流してくれているようで、逆にウミの涙は引いていった。
 ああよかった、とウミは心から思った。ウミだってほんとうは、プレセアのことを慕っていた。兄弟のいないウミにとっては、姉のような存在でもあった。イーグル王ならば、彼女のことを安心して任せられる。二人並び立っている姿は、まるで誂えたようにお似合いだった。この二人なら、きっと幸せを手にできるだろう。心からそう思えた。


「私からも話がある」
 プレセアの涙がようやく止まったのを見計らって、父が口を開いた。
「これまでは、わがラメール家とイーグル率いるフロイト家とで、セフィーロを『共同統治』してきた。だが今回、王家をひとつに絞ることにした」
「えっ?」とウミは目を丸くし、父とイーグル王とを見比べた。「絞るって、いったい、どちらにするの?」
 二人の王は、まったく同じタイミングで微笑んだ。その仕草は、びっくりするほどよく似ていた。
「ラメール家だ」と父が言った。「ただし、本家の」
「え?」
 思いがけない父の答えに、ウミはフウと顔を見合わせた。
「本家は、19年前の戦で滅びたはずでは?」とフウが訝しげに言った。そのとおりだった。
 フウの問いに対する答えはなかった。代わりに、玉座に集った人々の視線が、まるで示し合わせたかのように一箇所へ向かった。それはあの、奥に置かれていた大きな椅子だった。ウミも自然とそちらを見た。
「滅びてなどいなかったんですよ」
 イーグル王が言うと、その言葉に合わせるようにして、椅子に座っていた人が立ち上がった。

 ウミはわが目を疑った。こちらに背を向けてこそいたけれど、その面影は、確かに記憶の中にあった。でも、そんなことはあり得ない。ウミは高鳴りかけた胸を必死で押さえた。
 ゆっくりと彼が振り向く。ウミの手から本が落ちた。その音を合図にするかのように、外で群れを成していた鳩が天高く舞い上がった。




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2013.08.16    編集

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