蒼穹楼

クレ海至上主義の管理人がおくる、妄想小説連載ブログ。

オトメの事情

短編

※クレフは大人バージョンに置き換えてください。

本文は「続きを読む」からどうぞ。





 あてどなくひとりセフィーロ城の回廊を歩いていると、中庭に知っている顔を見つけた。その人は噴水の縁に腰を下ろし、すらりと長い足を組んでそこに肘を乗せ、「考える人」のポーズを取っていた。眉間には皺が寄っている。普段の彼女はあっけらかんと笑っていることがほとんどで、今のような表情(かお)をしているところはあまり見たことがなかった。
「どうしたの、カルディナ」
 私が歩み寄ると、彼女――カルディナははっと顔を上げた。一瞬緊張した頬も、相手が私だとわかるとすぐに緩んだ。
「ウミ。来とったんか」
「ええ。さっき着いたところよ」
 私はカルディナと並んで噴水の縁に座った。するとオーロラ色の羽をしたカナリヤが一羽飛んできて、私の肩に留まった。そのカナリヤの頭を人差し指で一度撫でてから、私はカルディナを覗き込んだ。
「むつかしい顔してたけど、何か悩み事?」
 するとカルディナは、突然身を乗り出して私の両手をばっとつかんだ。
「もしもうちがものすごーく悩んでるって言うたら、あんた、助けたいなって思ってくれるやろ?」
「え?」
「しかも、うちだけやのうてプレセアもフェリオも悩んでるって言うたら、『ここは自分の出番や』て、ごっつ正義感湧かへん?」
 明らかに先行き不穏な誘導尋問に、私は一抹の不安を覚えた。けれどその不安はカルディナの言葉を否定できるほど強いものではなかったので、私はあいまいながらもうなずいた。
「それは、まあ、私で力になれるのなら、出来ることはしたいけど」
 カルディナは安堵の笑みを浮かべた。そして、たとえば風呂上がりに「いい湯だったわ」と言うのと同じトーンで「そうやんな、そうやんな」と繰り返しながら、私の両手を解放した。かと思ったらやにわに目を鋭く光らせて、
「そやったら、なんとかしてくれへん? 導師クレフのこと」
 と言った。

 その名前をこのタイミングで聞くことになろうとは想像だにしていなかったので、まずはぱちくりと目を丸くした。けれどその驚きも、少しすると盛大な羞恥へと変わった。顔の温度が急上昇したのを厭でも感じた。
「ク……ククククレフが、ど、どどどどうかしたの?」
 明らかにどもり過ぎた私を、けれどカルディナは気にも留めなかった。人がいないことを確認するように周囲に目を廻すと、私に顔を近づけて小声で言った。
「最近、すこぶる機嫌が悪いんや」
「き、機嫌が?」
「せや。あんたがいるときはええんやけどな、あんたが異世界に帰ってしまった途端、ものすごーく不機嫌になるんや」
 指でぐーっと自分の目を吊り上げて見せたあと、カルディナは一層私に身を寄せ、耳元で声を潜めた。
「まさかとは思うけど、あんたら、最近うまくいってへんの?」
「そ、そんなことないわよ」と私はかぶりを振った。「そんなことはないけど、でも……」
「でも、なに?」
「クレフが不機嫌になる理由に、思い当たらないわけじゃないわ」
「ほんま?」
「ええ」
「いったい何があったん?」
 その段になって「しまった」と思った。カルディナの迫力に圧されてつい口を滑らせてしまったけれど、「あのこと」を人に言うのは抵抗がある。でもだからといって、ここからごまかせるとも思えない。ほかの人ならばいざ知らず、色恋を語らせたら右に出る者はいないカルディナの追及をかわすなどという芸当が私にできるはずはなかった。

 私は上目遣いにカルディナを窺った。
「言わなきゃだめ?」
「この際パーッと言ったらええやん。事によったら、うちが力になれるかもしれへんし」
「それはないと思うわ」
 きっぱり否定すると、それが意外だったのか、カルディナは大仰なほど目を点にした。けれどすぐに気を取り直し、真面目な顔で、
「このままやとうちら、冗談抜きでストレスで死んでしまうんよ。対処法を考えるにしても、あんたらのあいだで何があったのか、それを知らんことにはどうにもならんのやわ。せやからウミ、教えてくれへん? うちらのためやと思って」
 と言った。
 言葉は丁寧だけれど、カルディナに引き下がるつもりがこれっぽっちもないことは、目を見ればわかる。私は観念してため息をつき、まずはカルディナも先ほどそうしたように、辺りに人がいないか見回した。
「絶対誰にも言わないって、約束してくれる?」
 声を潜めて訊くと、カルディナは一瞬目を丸くした。けれど直後には神妙な面持ちになり、「わかった」とうなずいた。私は一度深呼吸をすると、
「実はね――」
 カルディナの耳元に囁いた。
「はあ?! まだ導師クレフと一回もキスしてな」
「ちょっとカルディナ!」
 私は大慌てでカルディナの口を塞いだ。肩に留まっていたカナリヤが、驚いて飛び去っていく。私はカルディナの口元を手で押さえたまま、素早く周囲に目を走らせた。しんと静まり返った中庭は平穏そのもので、人の気配はまるでない。聞こえるのはせいぜい、爆発寸前にまで鼓動が速まっている私の心臓の音くらいだ。何とかほかの人に聞かれることだけは免れたようだ。ほっと胸を撫で下ろす。すると隣でカルディナがくぐもったうめき声を上げたので、私は慌てて手を離した。
「ごめんなさい、だいじょうぶ?」
「し、死ぬかと思った……」
 ぜえぜえと荒い呼吸を何度か繰り返すと、カルディナは脂汗の滲んだ額を軽く手で拭い、私を見た。
「ほんまなんか、今の話」
 私は思わず顔を逸らした。そしてカルディナには横顔を向けたまま、小さくうなずいた。カルディナがため息をついた。
「それはさすがに、導師クレフがかわいそうやな」
 何も言い返せなかった。


 クレフといわゆる「恋人同士」という関係に落ち着いてから、もう半年が経つ。けれどこの間、私たちはまだ一度もキス以上のことをしていない。けれどそれは、二人ともが奥手だからというわけではなくて、私が一方的にクレフを拒んでいる状態だった。クレフがどれほど迫ってきても、常にかわしている。クレフもクレフで優しいから、私に受け入れる準備が整っていないとみれば大人しく引いてくれる。けれど最近は、ほかの人より頑丈そうなクレフの堪忍袋の緒もさすがに切れつつあるようで、拒むとかなり苛立っている様子だった。そのことには、さすがの私も気づいていた。

 もちろん私だって、クレフと恋人らしいことをしたいと思う。「今日こそは」と、セフィーロに来るたびにいつも決心する。けれど結局は拒んでしまうのだ。でもそれは、クレフのことが嫌いだからではない。キスなんかしたら自分がおかしくなってしまうような気がして、怖いのだ。
 クレフと手を繋いだり、肩を軽く抱かれたりするだけで、まるで過呼吸に陥ったかのようになってしまう。眩暈はするし、足はがくがくするしで、とても生きた心地がしない。ほんの些細な触れ合いでさえそれなのに、あまつさえキスなんかしたら私は死んでしまうのではないかと、内心本気で心配している。だから怖いのだ。それでつい、いつも彼との触れ合いを拒んでしまう。

「恋する乙女やな、ウミ」
 そういう心境を説明すると、カルディナは豪快に口を開けて笑い、言った。私は口を尖らせて上目遣いに彼女を見た。
「笑いごとじゃないわよ。真剣に悩んでるんだから」
「わかっとるよ。そんな悩み、本気で好きな相手やなかったら浮かびもせえへんことやもんな」
 そうなのだ。もしもクレフのことを遊び相手のように考えていたなら、こんな気持ちになったりはしないだろう。彼のことを想うとご飯も手につかなくなるほど本気だからこそ、心臓がバクバクしたり、眩暈を覚えたりするのだ。
「けどな」とカルディナは言った。「あんまり考えすぎるんも、体に毒やで。何も考えんと、黙って導師クレフに身預けたらええやん。あのひとなら、あんたのこと、頼まんでも宝石みたいに大事に扱うてくれると思うで」
 的の中心を射た言葉に、ぐうの音も出ない。私はますます紅く染まった顔を隠すように俯いた。くすりと笑ったカルディナが、私の肩を少し強めにぽんと叩いた。激励の意が込められているように感じたのは、気のせいではないだろう。

***

 そんなやり取りがあってから、小一時間ほど経ったころ。私はクレフと二人、城からほど近い森の中を歩いていた。本当はまだ彼に会う心の準備が整っていなかったのだけれど、城の回廊でばったり出くわしてしまったからにはそこで逃げるわけにもいかなかった。薬湯に使う薬草を採りに行くというので、ついていくことにした。

「きゃっ」
 隣を歩いているというだけで心臓がうるさくて、おぼつかない足取りになってしまい、途中何もないところでけつまずきそうになった。
「……っと」
 年齢にそぐわない反射神経を発揮したクレフが、私の体を抱き留めて、みっともなく地面に激突するのを防いでくれた。ほっとしたのもつかの間、触れている腕に始まって全身が粟立ち、さらには顔を上げたときに目に飛び込んできたクレフの笑顔に、頭のてっぺんから火が噴いた。
「危なっかしい娘だな」
 おまけにクレフは、そのときから私と手を繋いで歩くようになった。
「あ、あの、クレフ」
 慌てて手を離してくれるよう頼もうとしたけれど、クレフは聞こえないふりを決め込んだ。仕方なしに繋がれたままで歩く。けれどおかげで足取りはかえって危なっかしくなった気がする。とにかく転ばないようにすることにだけ集中して歩こうと思った。そうして永遠とも感じられるような時間が流れたころ、クレフはようやく立ち止まり、私の手を離した。

「このあたりが、薬草の群生地だ」
 そう言ってその場でしゃがんだクレフは、私にも同じようにするよう促した。隣でちょこんとしゃがむと、いきなり私は目を剥いた。クレフの顔が、ぐっと近づいてきたからだ。
「これが、精神安定に効く『シャルール』という薬草だ」
 ところが、クレフの顔が近づいてきた目的は、私が想像したことのためではなかったようだった。というより、近づいてきたのは正確には顔ではなく頭だった。クレフは下を向いたまま、一枚の葉っぱをちぎって説明を始めた。
「このくらいの大きさのものが欲しい。あまり小さすぎても大きすぎてもだめだ。効果が半減したり、逆に効きすぎてしまったりするからな。適当なものを五枚ほど、探してくれると助かる」
 差し出されたのは銀杏の葉っぱのような形をした、長さ七センチほどの草だった。それを受け取りながら、私は幾分落ち着いた心持ちで首を傾げた。
「たった五枚でいいの? せっかくなんだから、もっとたくさん採っていったら?」
「使う分だけでいいのだ。採りすぎて腐らせてもいけないだろう。それに」
 一度言葉を区切り、クレフはいたずらに笑った。
「シャルールは、手ごろな大きさのものを見つけるのが存外難しいのだ。初心者のおまえならば、丸一日かかっても五枚は見つけられないかもしれないぞ」
 そんなばかな、と思った。同じ形をした葉っぱが、ざっと見ただけでもかなりたくさん生えている。四葉のクローバー探しじゃあるまいし、これだけ群生している中から特定の大きさの葉っぱを五枚見つけることがそれほど大変だとは思えない。
「こんなの、三分でやっちゃうわよ」
 私は俄然やる気になって腕まくりをした。ところがそうしていざ探し出そうとしたところで突然、クレフに腕をつかまれた。
「ウミ」
「えっ」
 否応なしに体温が上がる。そこへさらに追い打ちをかけるように、もう一方の腕もつかまれた。いつになく真剣な顔をしたクレフが、そのまま私の体を引き寄せようとする。手からシャルールが落ちた。キスされると直感的に思った私は、慌ててクレフの腕から抜け出そうとした。
「ク、クレフ! ちょっと待って、あの」
「静かに」
「いや、だって、ねえ、ほら、ここ」
「静かにと言っているのが聞こえないのか」
「待ってよ、だって心の準備が」
 必死のもがきが功を奏して、私はクレフの手から逃れることができた。ところが次の瞬間に起きた出来事は、私の想像を絶していた。クレフの両手が問答無用で私の頬を包み、ぐっと彼の方へ引き寄せた。そしてあっと思う間もなく、彼の唇が私の唇を塞いだ。

 ぐるぐると頭の中で渦が巻く。どうしていいかわからず、私は反射的にクレフの服を引っ張った。どうしてそんなことをしたのか自分でもわからない。引き離すつもりだったのに、逆にクレフを引き寄せることになってしまったのだ。
 苦しくて酸素を求めた唇の隙間からクレフの舌が入ってきて、私のそれを絡め取る。どんなに逃げても舌が解けない。吐息を漏らすことさえ赦さない、執拗な口づけだった。私は本気で腰を抜かした。ぺたんとその場で尻餅をつくように座り込むと、背中が何かに触れた。木の幹だった。そこに体を押さえつけるようになおも繰り返される口づけに、手が震えた。ようやくクレフの唇が離れるころには、頭がすっかりぼうっとしていた。

 目の前にあるクレフの顔がぼやけている。クレフはやおら私から視線を外し、どこか遠くを見た。思いなしか、その横顔が緊張を孕んでいるように見える。しばらくそうしていたクレフは、やがてふっと息をつくと、
「行ったか」
 と言った。
「え……?」
 なかなか落ち着かない鼓動の中、私は瞠目した。クレフが再び私を見る。そしてほっとしたようにほほ笑んだ。
「魔獣がいたのだ。見つかると厄介でな。このあたりまで下りてくることはめったにないのだが、どうやら迷い込んだだけだったらしい」
 あ、とそのとき私は思った。クレフが私を引き寄せたのは、ひょっとして、キスをするためではなかった?
「まったく。いったい何を勘違いしたのやら」
 わざとらしくとぼけた口調で、クレフは言った。
 穴があったら入りたいとはこういうときに使う言葉だろうと思った。本当に、とんだ早とちりをしてしまって、恥ずかしいどころの話じゃない。クレフをまともに見られなくて、顔を逸らす。けれどすぐさま顎にクレフの手がかかって、わざわざ外した視線を否が応でも再び彼に向けざるを得なくなってしまった。
 ところが、実際に目を合わせてみて驚いた。つい今しがたまで笑っていたのが嘘のように、クレフの双眸は真剣だった。そしてその真剣なまなざしのまま、
「厭だったか?」
 と訊いてきた。
 その一言は、私につい今しがたの出来事をまざまざと思い起こさせた。そうだ。私は今、クレフとキスをしてしまったのだ。それも、ファーストキスだったにもかかわらず、あんな濃厚なものを……。

「いや、じゃ、ない」
 何がどうなってそんな言い方になったのか、まるで言葉を覚えたばかりの三歳児のようだった。私は一度深呼吸をして、
「いやなわけない、じゃない」
 と言い直した。それでもまだぎこちなかった。
 クレフは満足そうにほほ笑んだ。そして私の顎から手を外すと、代わりに私をそっと抱き寄せた。
「よかった」とクレフは言った。「おまえがあまりにもつれないから、何か気に障るようなことでもしたかと、案じていたぞ」
 私はクレフの腕の中で目を丸くした。クレフがそんな風に考えていたなんて思ってもみなかった。
 純粋に驚いたけれど、同時に申し訳なくもあった。私が中途半端な態度を取り続けていたばっかりに、余計な気苦労をかけてしまうことになったのだから。
「……ごめんなさい」
 私はクレフの胸元に顔を埋め、言った。それに応えるように、クレフが私の頭を撫でてくれる。優しく慈しむような手つきが心地好かった。「クレフなら頼まなくても宝石のように扱ってくれるだろう」というカルディナの言葉を思い出し、密かに赤面した。

 あれ、と思ったのはそのときだった。こんなにもクレフに密着しているのに、思ったほど心臓がうるさくない。
 もちろん、普段とは比べ物にならないほど速く脈打ってはいるのだけれど、これまでだったら、こんな風に抱きしめられたら血液が沸騰しそうなくらいの息苦しさで1分と我慢できなかったはずなのだ。けれどそんな風には感じていない。つい数分前は、手を繋いだだけでも足元がおぼつかないほどだったのに。
 もしかしたら、免疫ができたのだろうか。
 一度キスをすることで、触れ合うことに対して過剰に反応することがなくなる。そういう話を聞いたことはなけれど、根拠もなくあり得そうだと思った。そして、もしもそうなら、私はクレフとキスをしても死なないということだ。実際今も生きている。私はふっと息をついた。安堵のため息だった。
 クレフの腕が緩む。そっと顔を上げた刹那、目線を合わせるより先に唇が合わさった。
 でもやっぱり、免疫は完全には出来上がっていないらしい。キスをしただけでこんなにも、胸が鷲づかみされたように苦しくなるから。


 その日以降、カルディナたちがクレフの不機嫌さに悩まされることはなくなった。その代わり、今度は私が、セフィーロに来るたびに腰が抜けてしまう症状に悩まされることになった。まるでこの半年間を埋めようとするかのようなクレフのキス攻撃が、なかなかどうして止まらないのだ。
 気がつくと、精神安定に効果のある薬草『シャルール』が私の常備薬になっていた。けれどそれを見るたびにファーストキスのことを思い出してしまって、薬草としての効果は半分ほどしか発揮できない状態だった。
 一難去ってまた一難。私の悩みが尽きる日は、当分訪れそうにない。




オトメの事情 完





ほのぼのとした話が書きたい衝動に駆られて書きました。
何がって、「黙らせるためのキス」をやりたかったんです。(すでに別の話でやっていることは内緒です)
ここまで読んでくださってありがとうございました^^

2014.01.08 up / 2014.01.09 revised




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Author:篁かすみ
篁かすみ(たかむら・かすみ)と申します。
都内某所にひっそりと生息。
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